水は答えを知っている
やっちゃあダメだ、と言われるとやりたくなるのが人の心というものだが、いやぁ今回は実に危うかった。本屋でブラブラしてたら高名な名著であるところの「水は答えを知っている」がおいてあるじゃあないですか。かなりの引力でもってレジに引っ張られたが今回は辛うじて事なきを得た。次はヤバイかもしれない。購入を断念した理由は金銭面など色々あるが、おそらく一番大きかったのは鼻をかむにはチト硬かった、ということだろう。
私がこういう本を見た時に思うことは実に単純で「何てこった、こんなゲスいやり口で大金儲けてやがる。なんて羨ましい」である。バカを煽って(恐怖のシナリオとして本気で言っているという可能性もあるが、あまりに怖いのでそれは考慮しない)利鞘を稼ぐ、資本主義の社会だからそれもアリだが、他人が大入でやっているのは実に目障りだ。道義的にはともかくとして違法ではない以上、騙される奴が悪いし、感銘を受けたのであればその感銘そのものは(仮に嘘に由来したとしても)きっと本物だろう。感動の多い人生、実に結構じゃないか、などと言っては流石に少し嫌味が過ぎるか。とはいえ何たらにつける薬はないし、死ななければ治らないなどという言葉もあるが。酷い話だ。まぁその意味では確かに水は心の鏡なのかも知れない。
最後に私がなぜこの本を購入したくなったのかをアマゾンのレビューから引用しよう。それはかの本が「きれいな写真がのった抱腹絶倒の本」だったからである。あとこれ「純然たるトンデモの一冊、トンデモ収集家のあなたにこその一冊」流石に「あなたにこそ」とまで言われると少しグラリと来てしまう。本棚は持ち主の人となりを表すなどとも言うが、私の本棚は、果たして何を表しているだろう。興味はあるが、なんか知らないでいる方がいいような気がしないでもない。