積雪三百メートル
もちろんタイトルに深い意味はない。ジュールベルヌの「海底二万マイル」みたいな感じで。ちなみに二万マイルをメートル法に直すと三万二千百八十キロであり海底どころか地球を二回貫通しておつりでハワイに行けるくらいの距離になる(注:適当)。原作読んだことないんでよくわからんけど「海底(を)二万マイル(移動」ということなんだろうか。ちなみに現実の海では深くても一万メートル前後で打ち止め。
まぁそんなことはともかく雪が降りすぎである。私もいいかげん雪が降ってはしゃげる歳でなし、もっさもっさ積もられると冬限定のうんざりイベントであるところの雪下ろしをせざるをえない。雪なんか積もりませんという地方の方に分かりやすく解説すると屋根の上に積もった雪を地面に降ろすというごく単純なしかし毎年一定数の落下死傷者をコンスタントに叩き出す恐怖のイベントが雪下ろし。
たっぷり雪の積もった屋根の景観は見栄えはともかく、自分でスコップを持つとなると笑えはするが面白くはない。私は冬生まれだし、冬は好きだが重労働はあまり好きではない。今回も四時間そこらやっただけで背中の変なところが筋肉痛になったし、屋根の上でセルフ体落し(コケた)もやった。足場が悪いから勿論受け身もとれない。となると当然かなり痛い。幸い屋根の下には落ちなかったが、これが道路に面した屋根だったら落下と同時にひき殺されかねない。
屋根の上での受け身は結構難しい。疑問に思ったので計算してみた。足が完全に滑って腰を支点に回転し体が平行になった時点で高さ一メートルから落下すると仮定すると地面への衝突までに要する時間は約0.1秒。体が浮き上がって背中から落ちる場合とかだったらもうちょっとゆっくりになるだろうが、下りの斜面(例えば屋根とか)でだと恐らくもっとぐっと短い。
なるほど、反応できない訳だ。(まともな)人間の反応速度には個人差があるものの物理的な限界があってその時間が約0.1秒。ウルトラアスリートならともかく普通の人間にほぼ物理限界に近い反応速度が出せる訳もなく大抵の人はなすすべもなく痛い思いをすることになる。また時には死ぬほど痛い目にも。というか死ぬほど痛くて本当に死ぬ人もちらほら居る。